その不調、もしかすると更年期かも

更年期とは

更年期は「閉経(整理が一年以上来なくなること)の前後5年間」と定義されており、40代半ば~50代半ばの10年間を一般的に「更年期」と呼びます。

日本人の女性の閉経年齢は50歳前後といわれています。

女性は一生のうち「思春期」「性成熟期」「更年期」「老年期」の4つのライフステージを経験し、更年期はその一つです。

思春期…7歳ごろから女性ホルモン分泌が開始され、10~12歳で初潮を迎えます。

性成熟期…20~30代。妊娠・出産に関わる大切な時期で、卵巣機能が最も活発になります。

更年期…40代半ば~50代半ば。卵巣機能の低下が起こり、女性ホルモンの分泌量が激減します。閉経を迎えます。

老年期…卵巣機能が完全に停止し、更年期の不調が徐々に安定してきます。

更年期は症状や程度に個人差はあるものの、女性であればだれでも体験します

これまで長年分泌され続けていた女性ホルモンが減り、やがて閉経を迎えるという環境の変化が体が慣れる期間のことです。

30代後半から40代半ばごろは「プレ更年期」と呼ばれており、閉経までには時間があるものの、閉経に向けて心や体に変化が起こり始めます。

 

更年期障害・更年期症状とは
更年期に起こるさまざまな症状をのことを「更年期症状」。症状の現れ方や感じ方、症状の重さは人によって違いがあるが、症状が重く、日常生活に支障が出る状態は「更年期障害」といいます。

更年期にはさまざまな症状が現れますが、大きく分けると「身体的な症状」と「精神的な症状」の2つあります。

・顔や体がほてるようになった(身体的な症状)

・めまいがしたり、倦怠感があったりする(身体的な症状)

・些細なことが気になったり、イライラしたりする(精神的な症状)

・夜、布団に入ってからもなかなか寝付けない(精神的な症状)

などの症状を感じる場合は、更年期の症状が出ているサインかもしれません。

 

更年期障害・更年期症状の原因
〇加齢に伴うエストロゲンの減少
更年期障害・更年期症状が起こるのは、閉経に向けて卵巣機能が衰えていき、「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と呼ばれる女性ホルモンの分泌量が急激に減ることが原因です。
エストロゲンの激減に体が追いつかなくなることで、心身の不調が起こりやすくなるといった状態になります。

エストロゲンの分泌は、脳の視床下部にある下垂体がコントロールしています。
しかし、45歳頃を過ぎると、卵巣機能の衰えによって、下垂体が卵巣に「女性ホルモンを分泌しなさい」と司令を出しても、分泌されにくくなるのです。

すると、下垂体から指令が出続ける異常な状態になり、脳が混乱状態に。視床下部は体のさまざまな機能調整を行う自律神経も同時にコントロールしており、混乱が自律神経に伝わることで、自律神経失調症に似た症状が引き起こされることがあります。

〇心理的要因や環境要因
更年期は、女性にとって全年齢のうちでも最もストレスを受けやすい時期です。

更年期にあたる時期は、子育てを終えたことによる喪失感、子どもが巣立ったことで気付く夫婦の問題、親の介護の疲れや死による喪失感など、女性を取り巻く環境の変化が大きくなります。
また、容姿の変化や衰え、閉経など女性としての変化に関連する不安やストレスも

更年期障害・更年期症状にはエストロゲンの減少に加えて、このような心理的要因や、環境要因によるストレスが重なっており、一種のストレス性疾患とも考えられています。